フレンチ・コネクション:ボルボの映画 | ボルボ 正規ディーラー ボルボ・カーズ千種 / 岡崎 / 知多・刈谷 / 大田・川崎

ボルボの映画
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優れた映画では脇役のクルマも輝いて見えます。「ボルボ・オン・ザ・スクリーン」はそんな「映画の中のボルボ」をご紹介。第8回は刑事ドラマの傑作「THE FRENCH CONNECTION」(1971年)。

フレンチ・コネクション

フレンチ・コネクション
1971/アメリカ
原題:The French Connection
監督:ウイリアム・フリードキン
出演:ジーン・ハックマン、ロイ・シャイダー、フェルナンド・レイ
脚本:アーネスト・タイディマン
撮影:オーウェン・ロイズマン
Length:1h.44
R指定

 

ストーリー

ニューヨーク市警・麻薬課の刑事ジミー・ドイル(ジーン・ハックマン)、愛称“ポパイ”は、フランスからヘロインを密輸入するルート「フレンチ・コネクション」を追い始める。マルセイユからニューヨークへ麻薬を密輸入したシャルニエ(フェルナンド・レイ)を執拗に尾行し、ついに密輸された麻薬のありかを突き止めるが‥‥。

解説

実際にあった麻薬犯罪事件と、実在するニューヨーク市警の刑事をドキュメンタリー・タッチで描いたこの作品は、S・マックイーン主演の「ブリット」(1968年)、同年に公開されたC・イーストウッドの「ダーティ・ハリー」(1971年)と共に、以後の刑事ドラマに大きな影響を与えました。“ア メリカン・ニュー・シネマ”が隆盛を誇った当時らしく、この作品にはアンチ・ヒーローの登場、善悪の不確かさ、無力感といったベトナム戦争時代の雰囲気を漂わせています。

手持ちカメラと自然光を多用した撮影は、ゴダールなどのフランス映画に影響されたもの。セットを使わず全てロケ撮影を行い、その多くが許可なしでゲリラ的に撮影されたと言われています。スピーディな展開、ジーン・ハックマンによる迫真の演技で、この年のアカデミー賞の主要5部門 (作品賞、監督賞、主演男優賞、脚色賞、編集賞)を受賞。ポパイの相棒役を演じたロイ・シャイダーにとっては、「ジョーズ」(75年)につながる出世作となりました。

登場するのはボルボ164など

この作品でボルボが登場するのは計3回。いずれもエキストラ的な出演ですが、アメリカ車で埋め尽くされたニューヨークの街に、欧州映画風のアクセントを与えています。

最初は、ポパイらが麻薬仲介人を尾行する途中、ブルックリンの街角に現れる白のボルボPV444(1947年~58年)。VWビートルのような小型の2ドアセダンで、アメリカにも数多く輸出されました。左右ニ分割のフロントウインドウが特徴です。

2回目は48分56秒後。フランス料理の夕食を終えて出てくるシャルニエと、通りの向かいで立ったまま売店のピザを頬張るポパイとの間を、ベージュ色のボルボ145(1966~74年)がタイヤを鳴らして曲がって行きます。一瞬ですから、お見逃しなく。

3回目は1時間19分48秒後。麻薬仲介人がリンカーンで地下駐車場から出て行く時。その道路脇に、青いボルボ164(1968年)が止まっています。140シリーズにボルボ初の3リッター直列6気筒を搭載したモデルです。総生産台数は15万台で、北米に多く輸出されました。映画 の164は衝突安全バンパーやフォグランプのない初期モデル。こちらも一瞬ですが、しっかり映るのでお見逃しなく。

登場時間:19分45秒経過:ボルボPV444、48分56秒経過:ボルボ145、1時間19分48秒経過:ボルボ164

「この頃のボルボはアマゾンが多く、日本で販売された164は少なかったと思います。最後に乗ったのは、お客様のクルマで90年頃のことでしょうか。直6はさすがに4気筒に比べて滑らかに回り、この後に出た(260シリーズの)V6とも一味違いました。パワフルでよく走り、乗り心地も重厚だったという覚えがあります。ずっと後の760や960といった高級モデルの原点と言えるかもしれませんね」

(ボルボ・カーズ岡崎 神谷利男 専務取締役)

 

VOLVO 164(1968~1975年)

VOLVO 164

●全長4615mm×全幅1735mm×全高1440mm●5人乗り●直列6気筒OHV・2978cc(130ps、21kg-m)●駆動方式:後輪駆動 ※映画に登場するのは69年か70年モデル。スペックは1970年モデル、写真は73年以降の衝撃吸収バンパー装着車

text by Kei Niwa, DAYS
produced by CREATE